現場部門第75位(16ポイント獲得)
TABU タブー ~シーラッハ「禁忌」より~
- 自担の初主演舞台なので思い入れがあるから。
- 難しいテーマではありましたが、頭をグラグラ揺らされるような感覚と圧のある舞台でした。真田くんお疲れ様でした。
- 新国立劇場で何度か観たが、原作を読まずに初めて観たときがとにかく面白かった。「ネタバレ」的な部分も明確で、腑に落ちるのに何かざらっとした感覚が残る。それは演劇を観ることの本来的な楽しさであるような気がする。
- Jr.初の主演舞台に真田くんが真っ直ぐぶつかっていって、ファンとしても初めてを一緒に経験出来た幸せで素晴らしい舞台でした。
- 自担に、Jr.に主演舞台が来たというだけでも快挙なのに、物は海外の翻訳作品、必然的に演じるのは国籍の違う人間であり、その上共感覚を持つ写真家という日常とかけ離れた立場でなければならなかった。けれど、そういった「人との差異」を自分の中に取り込んでしまえるのが真田佑馬なのだ、と思う。
紛れもなく真田佑馬という役者は憑依型のそれだ。かつて隣にいた野澤の口からもそれは言及されている。繰り返し繰り返し台詞を叩き込むことで舞台上ではその役を自分の体に纏わせ、真田佑馬という人間はいなくなる。父親との狩りを回想し、また見立てとして父親に舞台中央で解体されるシーンや、自らの手を刺して「…僕も、自分が怖い」と吐き出したシーンはその都度鬼気迫るものがあった。一方で、ソフィアに対して無邪気に振る舞う初対面のシーンはかわいらしくもある。
そして、舞台を降りればあっという間に「真田佑馬」だった。東京と兵庫で2度行なわれたトークショーだが、あまりのポンコツっぷりにもはやかわいい謎の生き物としか呼べなかった。演出の深作氏、また共演の大空氏、橋爪氏という諸先輩方と舞台を踏めたことは本当に貴重な財産になったろうと思う。願わくば、また今年もこうして投票できる舞台があることを思う。
- 真田くんが手探りで体当たりで挑んだ舞台。少ないキャストでもわかりやすく話がまわっており、最後はまさかの展開で驚かされました。
- 自担の初めての主演舞台ということで本当に嬉しかったし、真田くんの演技も素晴らしかった!大先輩方との共演で大きく成長しているのを舞台中に感じることができた。
- 演技も内容もすごく良かった。複数回入ったけど、見るたびにパズルのピースが埋まっていくように納得したり、逆に謎として考えさせられた。
- 自担の初主演舞台がこの作品で誇りに思う素晴らしい舞台でした。
この人にはずっと舞台の上にいて欲しいと心から思いました。
- 念願の…というより、まだ来ないだろうと油断していたところに突然舞い込んできた自担の初主演舞台。
とりあえず発表当日に原作を読破したり共演者や演出家の皆様の過去の作品等を調べたり、普段は手に取ることのない舞台関係の雑誌を購入したりと、なかなか味わえないドキドキを胸に拝見しました。
まさか目の前で自担が解体され、それを本人の口から実況されることになるとは夢にも思っていませんでしたが(※比喩的演出)、スタンディングオベーションを受ける自担を見ることができてとても嬉しかったです。
この作品は、赤字でも長年シーラッハ作品の朗読劇を手掛けて来られた橋爪功さんと、その熱意に賛同された演出家の深作健太さん及びプロデューサーさん達がとても大事に作られた作品であると感じました。
その主演に、大切なエッシュブルクという役に真田佑馬が選ばれ、その大役を無事に務め上げられたことを、一ファンとして誇らしく思います。
惜しむらくは、原作でのエッシュブルクとソフィア(大空祐飛さん/とてもお美しく眼福でした)の生々しいいちゃいちゃぶりがほとんどなく、とてもプラトニックなカップルになっていたことくらいでしょうか…。見たかったなぁ、美人といちゃいちゃする自担…。
- 真田くんの演技力表現力に驚き、豪華なキャスト陣の中素晴らしかったと思います。一回では理解しにくかったとこはありますが、わかった時のスッキリ感、なるほど!!と思わされた時に観に来てよかったと感じました。また、どの現場よりも小さいホールだったので近くて良かったです(笑)
- 罪とはなんですか。罪とは本当に罪なのか。生きることとは、死ぬこととは。目立って奇抜な演出もなく、シンプルに身一つで体当たりした作品。深作監督が「TABUというモンスター」と言い表したけど、モンスターが育ちゆく様を地方公演で見られたのが本来の仕掛け以上に魅力的でした。梅雨の時期の今にも降り出しそうな曇天が似合う作品。